道路橋梁の点検業務は下記の要領に従って行っています。
(1)橋梁点検要領(案)(昭和63年)
国交省で制定された点検要領です。
(2)橋梁定期点検要領(案)(平成16年)
昭和63年の点検要領制定後、15年以上が経過し時代の変化もあり内容に齟齬をきたすものがでてきているので新たに制定された。
(3)道路橋に関する基礎データ収集要領(平成19年)
出来るだけ簡易に健全度に関して概略が把握出来ることを意図した要領である。
従来26項目の調査項目を12項目に着目し損傷頻度が高い部材や損傷が進行しやすい箇所のみに着目するものになっている。
(4)総点検実施要領(平成25年)
第三者被害防止の観点から点検するために制定された。
(5)橋梁定期点検要領(平成26年)
平成24年に笹子トンネル天井板崩落事故が発生し、道路構造物の点検の必要性が叫ばれ、
平成26年に国交省の省令によって、橋梁が5年に1回の頻度で必ず点検することとなった。
前回制定の点検要領より10年が経過していることから制定された。
(6)道路橋定期点検要領(平成26年)
前出の橋梁定期点検要領と同時に制定され、地方自治体向けに対して、主要な損傷や着目点について制定された。
(7)道路橋定期点検要領(平成31年)
前回の制定から、損傷程度の評価と変状を適切な方法で詳細に記録するや、損傷評定(亀裂)の方法追加外が明記されている。
以上、道路橋の点検要領をまとめました。
鉄道橋については鉄道総研の要領に従って行います。
橋梁点検車BMIを使用
橋梁点検車BT400を使用
橋梁定期点検要領(参照)(国交省)
*画像をクリックすると詳細を確認できます。